会津塗り(あいづぬり)は、日本の伝統的な漆器の一つで、福島県会津地方で作られています。400年以上の歴史を持つ会津塗りは、美しい光沢と優れた耐久性を特徴とし、その技術と美しさで広く知られています。
会津塗りの起源は16世紀にさかのぼります。戦国時代、会津の領主であった蒲生氏郷が漆工芸の技術を奨励し、職人を招いて技術の向上を図りました。その後、会津藩主であった松平家の保護のもとで発展を続け、江戸時代には全国にその名を知られるようになりました。
特徴
- 会津塗りは、まず木地を作り、その上に漆を何度も塗り重ねていくことで完成します。木地にはケヤキやヒノキが使われることが多いです。
- 漆を塗り重ねる工程は非常に手間がかかり、数ヶ月から数年かかることもあります。

